おばあちゃんの智慧とトウモロコシのヒゲ
年配の方と話していると
その方が子供のころ、おばあちゃんから
教わったとか、作ってもらったとかの
はじめて知るような知識があって
感心するのですが
たとえば先日、薬膳のはなしをしていたら
急に「トウモロコシのヒゲ」のことを
はなしてくれた方がいらっしゃいまして
何でも風邪に効くとかノドに効くとかで、
自分が小さいころに祖母に
そのトウモロコシヒゲ茶を作ってもらって
飲んだら治ったというお話でした
あとで友人の漢方薬局店主にきいてみると
⬇
稲科のトウモロコシの花柱と柱頭を日本ではナンバの毛として流通 南蛮毛
中国では玉米鬚(ぎょくべいしゅ)
甘・平
帰経 肝 腎 膀胱 心 小腸
日本では主に、利尿消腫 浮腫尿量減少に使う民間薬みたいな感じです
トウモロコシ食べるとき捨てないで乾燥しといてお茶にされてたの は主に利尿浮腫によいと思います
中国では湿熱黄疸に使うときがあるようで
利胆作用
単味で15gから30g使うとするとかなりトウモロコシ必要です ね
コーンシルクとして欧米でも古くなら利尿に フランスは胆汁排泄にも
日本では民間薬で単味で腎炎浮腫 漢方処方にはあまり入ってないが
現代中国では浮腫 腎結石 肝炎 高血圧 糖尿病 なんかに応用されている
という回答でした
漢方や中医学の一角を堂々とかざるもの
だったのですね
それはそうと
おばあちゃんから孫へとながれる
自然と密接した智慧に、またそれをずっと
覚えているその方にもたいへん
感心したしだいでございます