李鍼灸院

鍼灸院のお知らせ、日々の想いetc

2018-01-01から1年間の記事一覧

馬礼堂気功

いいね! https://youtu.be/k_LNf7964Pc

臓腑経絡考

最近少しずつではありますが、治療において余計なことをしないことの大事さを噛みしめるのであります。誤治を減らすことができるような気がしております。 縦へと横へと流れる臓腑経絡の自然で正常な働きを我がままな治療で邪魔しないこと、大切ですな。

年末年始の診療予定

年末は12月29日(土)午後は8時ころまで 年始は1月4日(金)午後2時よりやっております。 どうぞよろしくお願いいたします。

放送大学の卒業研究

今日ははりきゅう診療をお休み。 そして今年4月から挑んでいた放送大学の卒業研究も最終段階、口頭試問へいってきました。そしてそれも無事終わり、この1年お世話になった担当のO先生とゼミ生仲間とともに最後は食事会へいっていろいろと実りある話ができ…

大阪アースダイバー

中沢新一さんの著作、「大阪アースダイバー」を遅ればせながら夢中でよんでおります。 日々、患者さんの心身(からだ)へダイビングしながら気の流れを診ている立場から、この大阪という土地の深層へとダイビングしてゆくこの本はなんともまあ、普段の自分の…

耳鳴りに耳を澄ます?

今日は患者さんから1ヶ月つづく耳鳴りの件で相談を受けました。耳鼻科に通うもなかなか解決せず困っておられるようでした。 良性の耳鳴りはどうも原因がはっきりしないことが多い印象があります。 「耳鳴り」はそもそも客観的に数値などで確認することができ…

しゃっくり考

今日は友人の漢方薬局へ用事でいってきました。イスに座って目に止まったのは 「柿蔕湯」という柿色のケース。 しゃっくりを治すいう。 今年の夏は暑くて我が家でも子供などは冷えたジュースやアイスをよくお腹に入れてそのあとヒックヒックとしゃっくりして…

足の経絡をつかう

足の経絡をつかうというと何だかピンとこないかもしれませんが、鍼灸師は足の経絡をつかって、逆子やら腹痛やら便秘やらいろんな治療をおこないます。 だけどそれは「歩く」ことと同じなんだなあ と、最近ウォーキングをはじめて体調がよくなってゆく患者さ…

秋と冬の東洋医学講座

今日はお昼から患者さんと一緒に、春からつづく今回は秋、冬の東洋医学の講座をする予定です。秋の肺の病や冬の冷えと対応する経穴、呼吸と経絡のおはなしや食べ物、漢方のことなどなるべく深く、だけどわかりやすくを心がけて、患者さんご自身の養生につな…

患者さんから学ぶということ

子曰。學而時習之。不亦説乎。有朋自遠方來。不亦樂乎。人不知而不慍。不亦君子乎。 孔子はんは言いはった「頭でだけちゃうで、ほんまに全身全霊で学ぶんや。長い時間がかかるんやで。そやけどな、ある時わかる時がくるんや!はじめて羽をひろげて空を飛べた…

太陽とウォーキングと失眠とセロトニン

仕事柄、不眠症のことでよく患者さんから相談をうけるのですが、先日ある患者さんから「先生、単純によう歩いたらよう眠れますわー」という言葉に出会って、ふと頭にセロトニンという言葉が浮かびました。セロトニン - Wikipedia https://ja.m.wikipedia.org…

骨粗鬆症の薬と副作用

今月で李鍼灸院も一周年、ほんまありがたいことです。 さて、先日、頸肩部痛をうったえる患者さんとはなしをしながら、また他の患者さんの治療をしながらもよく感じることなのですが、暴飲暴食をしてるわけでもないのに、口渇や胃熱からの首肩部の症状を感じ…

ユングのセルフと老子と東洋医学

やっと読みすすめていたノイマンの「意識の起源史」を読み終えました。 最後の方でいわゆるユングのいう自己、セルフについて、ノイマンは中心志向という言葉で述べていて、ひとの人生の後半はですね、この自己とどうつながるかがとても大事だといってるんで…

古事記と蛇と針と桃

三輪山というとピンとくる方たくさんおられると思いますが、そう、蛇のお話です。 昔話では蛇婿入り、その下敷きとなっているのが古事記の三輪山の蛇のお話です。 かんたんにいうと、夜な夜な娘のところへ正体不明の妖しい男がきているらしい、娘の親が娘に…

ウロボロス・気・東洋医学

ユング派の著名な心理療法家であるノイマンの「意識の起源史」という本を読んでいます。 とてもスケールのおおきなテーマを扱っており、なかなかひとことでは言えないのですが、いち鍼灸師として日々の臨床にそくしてよんでゆくと、とても意義深いのです。 …

昔話のはなし

夜みる夢のように昔話はどこか私達の意識に深いところから語りかけている、と、いうのはC. G.ユングをはじめとする、深層心理学的な昔話へのアプローチです。 「飯食わぬ女房」というお話がありましてご存知の方も多いとおもわれますが、長い間結婚もせず暮…

夏の太陽病くずれ

今日いらした患者さんはクーラーで汗を止められ、常日ごろからおしっこの出もわるいため、いわゆる太陽病くずれの肩、背中、胸あたりの痛みが出てるのではと推測し、治療しました。 前回の素問より「下之則脹已.汗之則瘡已.此湊理開閉之常.太少之異耳」 …

素問、五常政大論篇第七十より

陰陽之氣.高下之理.太少之異也. 東南方陽也.陽者其精降於下.故右熱而左温. 西北方陰也.陰者其精奉於上.故左寒而右涼. 是以地有高下.氣有温涼.高者氣寒.下者氣熱.故適.下之則脹已.汗之則瘡已.此湊理開閉之常.太少之異耳 陰は上り左右に別れ…

下肢静脈瘤のせいとゆうより、筋筋膜性疼痛症候群で考えてみる

先日、いつもお世話になってる患者さんからなかなか改善しない下肢の静脈瘤について、手術をすべきかどうかで相談をうけました。 その方はふくらはぎが重だるく、痛みもでるでしょうかね。 ところで経験上、どうもあまり下肢静脈瘤のオペ後の症状の改善がお…