李鍼灸院

鍼灸院のお知らせ、日々の想いetc

低アルブミンと高齢者


f:id:kenleechang:20190802175212j:image

「先生、微熱がもう3週間もさがらないんです」

今日は往診の患者のNさん、とてもしんどそう


「いろいろ検査してもわからず、点滴しても


お薬のんでもダメなんです〜」とNさん。


ピンッとくるのは


Nさんがとても好き嫌いが多く、


とくに卵やお肉が


好きじゃないことだ

 


アルブミンは他の血清タンパクに比べ分子量が小さく、量が多いため、血液の浸透圧調整の役割を担っている。」

source: wikipedia

 

このアルブミンが低下すると高齢者では


多いが、様々な疾患がひきおこされるのだ


感染にかかりやすかったり、浮腫んだり


長期的には死亡率を高めるという論文も


多数ある


Nさんは特に肝臓や腎臓が悪いわけでもなく


ただ食事からとる栄養のかたよりが前から


とっても気になっていたのだ。


わたし「Nさん、卵や、ほんで、肉魚や」


Nさん「エーあんまり欲しいないな〜」


食道から胃の通りを背中の経穴から


よくしてあげて、熱とり、潤す治療


あと食欲をよくする足の三里に


キューッとお灸
 
あとは食事のとりかたの話しになりましたー