低アルブミンと高齢者
「先生、微熱がもう3週間もさがらないんです」
今日は往診の患者のNさん、とてもしんどそう
「いろいろ検査してもわからず、点滴しても
お薬のんでもダメなんです〜」とNさん。
ピンッとくるのは
Nさんがとても好き嫌いが多く、
とくに卵やお肉が
好きじゃないことだ
「アルブミンは他の血清タンパクに比べ分子量が小さく、量が多いため、血液の浸透圧調整の役割を担っている。」
source: wikipedia
このアルブミンが低下すると高齢者では
多いが、様々な疾患がひきおこされるのだ
感染にかかりやすかったり、浮腫んだり
長期的には死亡率を高めるという論文も
多数ある
Nさんは特に肝臓や腎臓が悪いわけでもなく
ただ食事からとる栄養のかたよりが前から
とっても気になっていたのだ。
わたし「Nさん、卵や、ほんで、肉魚や」
Nさん「エーあんまり欲しいないな〜」
食道から胃の通りを背中の経穴から
よくしてあげて、熱とり、潤す治療
あと食欲をよくする足の三里に
キューッとお灸
あとは食事のとりかたの話しになりましたー