難経4の⑤補足
脉有一陰一陽.一陰二陽.一陰三陽.
有一陽一陰.一陽二陰.一陽三陰.
如此之言.寸口有六脉倶動耶.
然.
此言者.非有六脉倶動也.謂浮沈長短滑濇也.
浮者陽也.
滑者陽也.
長者陽也.
沈者陰也.
短者陰也.
濇者陰也.
所謂
一陰一陽者.謂脉來沈而滑也.
一陰二陽者.謂脉來沈滑而長也.
一陰三陽者.謂脉來浮滑而長.時一沈也.
所言
一陽一陰者.謂脉來浮而濇也.
一陽二陰者.謂脉來長而沈濇也.
一陽三陰者.謂脉來沈濇而短.時一浮也.
各以其經所在.名病逆順也.
心、肺、肝、腎、脾ときてつぎは
6の脈のはなしへ
ここは易の八卦みたいですな〜
もうこれイメージできるかどうかが大きい
難経 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%A3%E7%B5%8C
この時代、場所の人間の感覚は推測するしか
仕方ないですが、大陸の文化にある
幾何学的なカテゴリー、いわゆる東洋哲学
(陰陽五行、八卦)がそのベースにあり
そこから脈のイメージをカテゴライズして
いるのはたしか。
時間も空間もこの東洋哲学という名の、
神話、形而上学を基盤にしながら
キャッチした、たとえば脈の情報の差異を
分類し構築してゆく
もしかしたらそこには1、一の道の思想や
老子道徳経 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E5%AD%90%E9%81%93%E5%BE%B3%E7%B5%8C
易経 - Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%98%93%E7%B5%8C
なども当然土台をなしているわけで
陰陽という2のパターンを
陰と陽がそれぞれ
1と1、1と2、1と3のパターン
たとえば昼と夜がきれいにわかれる
ともいえますね
脈を言語に落とし込んでいるその背後には
循環する1(イチ)、道があり、
水の流れが朝なのか昼なのか夜なのかを
春なのか夏なのか秋なのか冬なのかを
みている眼差しがあるのです