難経6 部分と全体
脉有陰盛陽虚.陽盛陰虚.何謂也.
然.
浮之損小.沈之實大.故曰陰盛陽虚.
沈之損小.浮之實大.故曰陽盛陰虚.
是陰陽虚實之意也.
脈の陰陽虚実をのべてますね
1難から6難まで進んできて
脈の空間的なイメージを随分喚起させられ
ますが、果たしてその空間や時間は
現代のメジャーや時計の針が刻む
時空間に重ねてよいのだろうかと
立ち止まりたくなりました。
臨床家の実感からいくと
寸口という場所を選んだことは一つの特徴
で、舌でも腹でも、背中でも人迎でも
部分から全体をみる
というのがそのはいごにあり
難経を読みすすめる上でこの考え方、とらえ
方を本当にわかっているのか、納得がいって
いるかを深く内省してみたいです