脈をみるとは
たとえばオギャーと生まれてくる瞬間から
息を引き取る最後まで、何がというと
呼吸というのがありますよね
経絡、経穴のルートは12あって
「12あるから全部調べとったら大変やー」
「どっかで、スパッと全体がみれんかなー」
となると思うんです(笑)
「肺をみるんやー」
「はいっ!」
と難経には記されていて、こことても重要で
肺→肺経→手首の脈、脈拍数、呼吸数、
橈骨動脈の圧力≒血圧でみていくと
生物生理学的な方向へ重なってゆくのですが、
なんで肺なんやというところ、
深ーい時間の流れ
無意識から意識へのシフト
子宮のなかの胎児循環から
肺呼吸へ
海の鰓呼吸から
地上の肺呼吸の誕生
象徴が秘められている
のではないでしょうか
ですから肺の元となるポイント、原穴
(元穴とよびたい!)太淵で
下から上に上がってくる流れ
を象徴的にみている
というの、めちゃくちゃ大事です
生理学的な検査も含めて
たとえば心理領域のバウムテストのようにも
意識と無意識をにらみながらのみかた
なのです。脈をみるとは